いよいよ夏へ

青梅
浅春に花を咲かせた梅は六月には青い実をつける。

小粒に仕上げた形、あっさりとした甘味は、梅雨のうっとうしさもしばらくは忘れさせてくれる。

餡玉を梅干しをすり混ぜた緑餡で梅形に包み、砂糖をまぶす。

淡い色合いは京菓子とは違った趣で、鎌倉の名菓となっている。

(美鈴)

ちょっと先だけど、七月八月の菓子を何にするか、深蒸し茶を飲んで考えた。

朝茶の席で一刻の涼を楽しむ文月。

青楓、清流、七夕に星の影…どんな菓子を選ぶにしろ、涼しげな印象が基準。

器も硝子や銀、青竹などにして。

暦を繰って秋を待つ残暑の葉月。

琥珀に水羊羹、竹流し、きりっと冷やした冷たさがいちばん。

蝉時雨も入道雲も束の間忘れ去る至上のとき。

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